所属している場所や他人を介して自分を表したくない

昔から根無し草のように、色々なコミュニティに所属してはふらっといなくなることが多かったゆえに、自己紹介の時にどこに所属しているかを言うことが少なかった。

それが合っているからなのか、そうしか生きられなかったのかは分からないが、自分にとってはそれが普通だったのだ。

「〇〇さんの彼女さんなんですよね」

つい最近5年ぶりくらいに恋人ができたのだが、この言葉には衝撃を受けてしまった。

そうか、今の私は、相手にとっては他人を介した人間なのだと。それに気づいた途端に無性に虚しくなった。

 

ただ単に「〇〇の彼女」という言葉に慣れていないだけなのか、仕事でモヤモヤしていたからなのかは分からないが、自身を表す言葉が、自分以外の何かというのはなんだか悔しい。

悔しいと思ってしまうのは、まだ納得できるほど自身を表すものを見つけられていないからなんだろう。

少しずつでも着実に、誰かを通さなくても「これが私です!」と自信を持って言える人間になっていきたい。

それが私にとっては文章や写真なのかもしれないし、そうじゃないかもしれないけど。

とにかく、目の前のことに向き合っていくしかという結論に至る。あー悔しい。

 

 

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さどまち

さどまち

1994年生まれ山口出身、台湾のハーフ
日常や感情を切り取るエッセイスト/写真家
エッセイメディア「MIMIUCHI」を運営。
会社員をやりながら撮影したりエッセイを執筆。

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さどまち

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